STORY

就職活動

優勝以降も世界大会には出場し続けていましたが、正直なところ「惰性」であったというのが本音です。そうした姿勢は成績にも反映され、3位、7位と順位を落としていきました。

そして大学 3 年生になり、就職活動の時期がやってきました。

周囲の友人が着々と動き始めている中、私はこう思いました。

「オレ、世界チャンピオンなのに普通に就活すんの?」

当時の私にとって、就職活動とは「ヨーヨーの世界一=実社会での仕事に結びつかない」、「自分の努力は意味が無かったのだ」と認める事であるように思えて、とても強い抵抗感がありました。

しかし当時の私にはヨーヨーで十分な収入を得ることは難しく、それ以外に選択肢が無い、というのも事実でした。

嫌だ嫌だと言って手をこまねいていても時が過ぎるばかり、就活に不利な状況になっていくばかりでしたので、私は「とりあえず」就活を始めることにしました。

そして、一刻も早く不本意な就活を終わらせたかった私は、最初に内定をいただけた企業への就職を決め、就活を打ち切りました。

その後も突然ヨーヨーの仕事が増えるような変化が起きるわけもなく、大学を卒業した私は、そのまま一般企業へ入社しました。

2005年の4月のことでした。

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