STORY

シリアルドリーマー

日本へ帰国した私は、まずはパフォーマーとして温めていた新演技の制作に取り掛かりました。

ショーの演出としてメジャーになりつつあった、「スクリーンに投影された映像と生身のパフォーマーによる演技の融合」。そして、ジャグリング道具ではすでに開発されていた、「発光パターンをプログラミングできるLEDヨーヨー」。

これら2つを組み合わせた、「Cinema connected Yo-Yo」という演技スタイルです。

当然、私一人の力で製作できるものではありませんでしたが、家電メーカーや映像プロダクションの方々の協力を得て、約8か月の製作期間の末、ようやく雛形と呼べる演技「Illuminate the World」が出来上がりました。

そして、演技制作と並行して行っていた講演活動の内容を思案するうちに、ずっと探していた答えを見つけました。

私はTED登壇以来、ずっと探していたものがあったんです。それは、自分を一言で表す「肩書き」。

「ヨーヨーパフォーマー」。確かにそれは、私を表していました。しかし今の私は、パフォーマンスだけを行うのではなく講演活動も行っています。

そんな今の自分を表す単語を、ずっと探していました。そして、ある講演の内容を思案していた際、ついにその答えを見つけました。

それは、「シリアルドリーマー」という肩書きでした。

直訳すると、「連続夢想家」。
言わば、「夢の伝道師」といった意味合いを込めています。

昨今、「夢のない若者が多い」という声をよく耳にします。
また、「好きと思えるものが無い」という声も聞きます。

それは、若者だけの話ではないと思いました。少なくとも私は、社会人になった直後はこれといった夢はありませんでした。

そんな方々に、「ダメもとでいいから一歩を踏み出してみると、実現させられる事って意外と多いよ」と伝えたい。「自分の可能性を信じ、夢の実現に向かって生きる日々って楽しいよ」と伝えたい。

少し大仰かもしれないけど、この夢の伝道師を表す「シリアルドリーマー」という肩書きが、自分にはとてもしっくりくると感じたんです。

私はこれまで、世界大会優勝やTED登壇、シルク・ドゥ・ソレイユ出演といった、一般には難しいとされる夢を叶えてきました。

一つの夢だけではない、複数の夢です。

しかし決して、生まれつき特別な才能があったわけではありません。
どれも、実に泥臭い道のりでした。

けれど、自分の人生と本気で向き合ったからこそ、自分の幸せを真剣に考え抜いたからこそ、その先にあった夢は絶対に叶えたいと思ったし、どんな困難も乗り越えることが出来ました。

夢の見つけ方、叶え方。

これを皆さんに伝えることで、生きがいを感じられる幸せな人生を歩む一助となりたい。

それこそが、私にできる事であり、私がやりたいことだと気付いたのです。

私は、「Yo-Yo Performer and Serial Dreamer」として、新たな道を歩み始めました。

パフォーマンスや講演活動を通じ、夢の伝道師として、「情熱で不可能は可能に変えられる」、「幸せの定義の見つけ方、夢の見つけ方」を、皆さんにお伝えしていきます。

「ヒーローになりたい」という利己的な欲求に端を発している自覚はあります。けれど、それでいいじゃないか。自分が幸せで、相手も幸せになるなら、最高じゃないか。それが私の出した結論です。

一人でも多くの方々に幸せを届けるために、これからも私は進みます。

ヨーヨーパフォーマー / シリアルドリーマー
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